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〈十二夜〉

(2015/04/06)

 先月、日生劇場で〈十二夜〉を観てきました。演出は(わたし的には“ダディ・ロング・レッグズの”)ジョン・ケアード。



 シェイクスピア、昔は原作を読んでもあまりおもしろいと思えませんでした。それを卒業後だけど母校の(わたしは直接教えていただいたことのなかった)先生にお話したら、ざっくばらんな方で「シェイクスピアは戯曲なんだから、実際に舞台を観にいっちゃったほうがおもしろいわよ!」と言われました。「そっか、観ちゃえばいいのか」とすごく納得したのを憶えています。

 と言いつつ、結局は観ていない作品がほとんどなのだけど、『十二夜』は前に菊之助が主演した〈NINAGAWA 十二夜〉を観たことがありました。正直、蜷川作品は個人的にあまり好みではないかもという気がしないこともないんですが、これはよかった。菊ちゃんが美しかったし、嵐の場面の船中早替わりはみごとだったし、滑稽で楽しかったし! ただ歌舞伎バージョンなため、役名が和名になっていたり、原作のフェステとマルヴォーリオにあたる役を菊五郎がひとり二役で演じたりということもあって(言い訳)、今回思い出そうとしたら、誰が誰を演じたのか、いつもに輪をかけて記憶が混沌としてました。こちらのサイトで写真入り人物相関図などが見られますので、ぜひご覧になってみてください。ちなみにわたしがこのバージョンでいちばん気に入った役は亀治郎(当時)が演じた麻阿(マライア)でした。

 ジョン・ケアード版は主演の音月桂さんがかわいかったり、りりしかったりでヴァイオラ/セバスチャンに合ってました。し、しかし、強烈な印象を残したのは橋本さとしさんのマルヴォーリオだった気が。橋本さん、はじけてました……。ミュージカル〈シャーロックホームズ〉のカーテンコールでもコメディセンス全開でしたけど。黙っていれば二枚目なのに(笑)。
 山口馬木也さん演じるアントーニオは熱いセバスチャン・ラブぶりが不思議だったり、結末的に哀れだったりしたなあ。原作ではどういう扱いになってるんでしたっけね。

 わたしが観た日は高校生の団体鑑賞が入っていました。うんうん、この作品なら高校生も楽しめるし、初めてのシェイクスピア劇としていいでしょうね。
 わたしの場合、舞台は『夏の夜の夢』が初シェイクスピアだったかな。Cheek by Jowl という劇団の来日公演で、場所は新大久保のグローブ座。一列目か二列目のいい席だったのに、同じ列で、パートナーにつき合わされてきたっぽい欧米人の年配男性がいびき(!)をかいて寝ていたのが衝撃で、舞台そのものよりそちらのほうをよく憶えてます~。


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プロフィール

島村浩子

Author:島村浩子
東京下町在住の翻訳者。ミステリ・ロマンス・ノンフィクション・児童書など訳してます。本のほかに映画・洋楽・ミュージカルが好き。
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