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映画〈プロデューサーズ〉

(2015/03/13)

 2005年のミュージカル映画〈プロデューサーズ〉が期間限定で上映されていたので観てきました。
 主演のネイサン・レインとマシュー・ブロデリックは映画のもとになった2001年のブロードウェイ・ミュージカルでも主役を務めたふたり。
 このミュージカル、そもそも1968年のメル・ブルックス映画がオリジナル。わたしはメル・ブルックス作品を観たことがないのだけど、キーワードを書き出すと、ヒトラー、ゲイ、きわどさ、下ネタ、あたりになるだろうか。女性蔑視や移民蔑視になりかねないぎりぎりの表現で笑いをとりにいっている感じ。おばかコメディなんだけど、お気楽じゃない。わたしの好みとは言えないものの、風刺の入れ方のあんばいがうまく、メル・ブルックスに対して興味が湧きました。今回の映画の監督は2001年の舞台と同じくスーザン・ストローマンなんですけどね。
 ミュージカルとしては映画よりも舞台で観たほうが数倍よさそう。

 今回の映画版にはスウェーデン人のセクシー女優ウーラ役でウマ・サーマンが出ているのだけど、ダンス・シーンで「ん?」と思ったら、やはりそこだけ舞台版でウーラを演じた女優さんによる吹き替えだったとのこと。
 ミュージカルの映画化は、ダンスや歌をどうするかがむずかしいですよね。
 わたしは小学生のころ〈サウンド・オブ・ミュージック〉をテレビで観ていたく感動し、ジュリー・アンドリュースのファンになったのだけど、そのとき姉から〈マイ・フェア・レディ〉のキャスティングにまつわるゴタゴタを聞いたせいで、わたしのなかでオードリー・ヘップバーンは長らく「ちゃんと歌も歌えないのにジュリー・アンドリュースから〈マイ・フェア・レディ〉の主役を奪った人」としてイメージが定着することになりました……。オードリー自身は歌を一生懸命に練習し、自分の歌声が使われると信じていたのにね。
 〈ウェスト・サイド・ストーリー〉のマリア役、ナタリー・ウッドも撮影に自分の歌が吹き替えになると知らされて激怒したとか。

 〈プロデューサーズ〉で落ち目プロデューサーのマックス・ビアトリックを演じたネイサン・レインは、1992年版ブロードウェイ・ミュージカル〈ガイズ・アンド・ドールズ〉で(映画ではシナトラが演じた)ネイサン・デトロイト役を演じた人。そんなこともあって、ここのところ〈ガイズ・アンド・ドールズ〉のサントラがひさしぶりにヘビロテ気味です。あー、秋からのヅカ版〈ガイズ・アンド・ドールズ〉が楽しみ!

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プロフィール

島村浩子

Author:島村浩子
東京下町在住の翻訳者。ミステリ・ロマンス・ノンフィクション・児童書など訳してます。本のほかに映画・洋楽・ミュージカルが好き。
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