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MOE3月号エドワード・ゴーリー特集

(2015/02/11)

 今月の月刊MOEはエドワード・ゴーリー特集。ゴーリーは2013年の展覧会@ヴァニラ画廊で人気に火がついたという感じでしょうか。それよりちょっと前からとはいえ、わたしも好きになってまだ日の浅いファンです。昨年12月にやはりヴァニラ画廊で〈濱中利信コレクション~エドワード・ゴーリーの世界2~〉が開かれたので、わたしも行ってきました。「グッズコーナーではタロットカードを買うぞ!」と心に決めていたはずが、なかのイラストを見たらちょっとその日の気分ではなく(???)、不幸度のかなり低いシールブックを買うだけにとどめて帰ってきました。気に入っているのは表紙にも使われているスケートを履いたシロクマ。

 MOEの特集はゴーリーのお気に入りだったという墓地に立つ柴田元幸さんの写真がかわいいです。って、最初に書くべきはそこじゃないですね(笑)。

 この特集を読んで収穫だったのは『ギャシュリークラムのちびっ子たち』に対する見方が変わったこと。『ギャシュリークラムのちびっ子たち』は、書店でぱらぱらとめくってみたときに「わたしにはちょっと毒が強すぎるかな」と感じてそのままだったのですが、ゴーリーの作品集を手がけた編集者アンドレアス・ブラウンさんによると、あの作品は「ただの残酷な物語ではない」とのこと。

「ヴィクトリア朝によく描かれた、子どもへの教訓話の延長として読むべきなのではないかと」
(p.22からの引用)

この部分、ゴーリーと親しかった人びとの回想からうかがわれる彼の人柄ととても合致している気がして納得がいきました。

ギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとでギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとで
(2000/10)
エドワード ゴーリー

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 ゴーリーの人柄に関してもうひとつ納得がいったのが、毛皮に対する考え方。ゴーリーは無類の猫好きとして知られていますが、毛皮のロングコートを愛用していたのも有名とのことで、そこがちょっと不思議だなと感じていたんです。でもp.16に「もっとも毛皮のコートは、若い頃謝礼として受け取ったもので、動物愛護の視点から晩年はそれを恥じていたのだそう」とあったのでほっとしたというか。わたしは毛皮絶対だめ派ではないんですけどね。時代的なこともあるし、別に恥じる必要はなかったのではと思うんですが、「ああ、やっぱりそう感じる部分を持っていた人だよね」と思って。

MOE (モエ) 2015年 03月号 [特集:エドワード・ゴーリー]MOE (モエ) 2015年 03月号 [特集:エドワード・ゴーリー]
(2015/02/03)
エドワード ゴーリー、 他

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 今回の特集を読んで、ゴーリーに対する興味がさらに増しました。
 (ツイッターの相互フォローの方にこの号の発売をリマインドしていただけたので、買い忘れずにすみました。感謝~♪)

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プロフィール

島村浩子

Author:島村浩子
東京下町在住の翻訳者。ミステリ・ロマンス・ノンフィクション・児童書など訳してます。本のほかに映画・洋楽・ミュージカルが好き。
Twitter: @rhiroko
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