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コメント

ことし最後の読了本

(2014/12/31)

人間が“人間のプロ”になれる頃には、八十にはなっているだろう。

というのは、今年最後の読了本『人生は、だましだまし』からのアフォリズム。やっぱり80歳なのか――というのが、この一文を読んでのわたしの最初の感想。

人生は、だましだまし (角川文庫)人生は、だましだまし (角川文庫)
(2005/03)
田辺 聖子

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 40歳になったときに感じたのが「なんだ、40歳って中身は意外とコドモじゃん」ということだった。それを大学時代の恩師に話したところ、当時80代にはいられて2、3年たっていた先生は「わたしがいろいろものごとが見えてきたな、と感じたのは80歳を過ぎてからでした」とおっしゃった。そのときは「えええ、まさかそんな」という気持ちが強かったけれど、いまは先生のお言葉がなんとなく理解できるくらいにはわたしも年を重ねてきた(苦笑)。80歳かあ。わたしたちの世代は到達するまで寿命があるかどうかという問題もあるなあ。

 田辺聖子さんは短篇をいくつか読んだことがあったのだけど、エッセイを読んだのはたぶん初めて。テレビのインタビューなどで拝見していたとおりのチャーミングなお人柄が感じられる本でした。自分とはまったくタイプが違う方だからこそ憧れます。

 2014年も本日でおしまい。ことし拙ブログをのぞいてくださったみなさま、ありがとうございました! よろしかったら、来年もまたのぞいてくださいませねん。

 さて、もう大掃除はあきらめムードなので、これから普通掃除に取りかかります。
 みなさま、どうぞよいお年をお迎えください!

わたらい

だいぶ前ですが田辺聖子さんの小説で、家族の問題はなあなあにしてしまうのがいいというニュアンスの言葉があって、なるほどと思いました。棚上げしているうちに深刻さが薄まるというのか……。それも一つに知恵ですよね。その一方で「姥ざかり」はけっこう辛辣なところもあったなーと思い出しました。

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12:20

しまむら

そうそう「なあなあにしてしまう」というのは人生のコツみたいですね。しかし女は特に白黒つけたがる生きもの、みたいなことも書いてありました(耳がイタイw)
お、「姥ざかり」も読んでみたいです。

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14:05

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プロフィール

島村浩子

Author:島村浩子
東京下町在住の翻訳者。ミステリ・ロマンス・ノンフィクション・児童書など訳してます。本のほかに映画・洋楽・ミュージカルが好き。
Twitter: @rhiroko
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訳書一覧はWorks 仕事をご覧ください。

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