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コメント

シュルツさんのダッフルバッグ スヌーピー展

(展覧会の記事が続くけれど、こちらもまだ会期中なので、お薦めの意味も込めて)
 六本木で開かれている『スヌーピー展』は充実した展示内容で、ピーナッツが好きな(好きだった)方にはぜひ足を運んでもらいたい。年代別に展示されている代表的作品は、気がつくと笑顔になっているかわいさ、楽しさ。グッズコーナーも含めてゆっくり見たければ、2時間半は予定していったほうがいいと思う。
 シュルツさんの仕事部屋が再現されていたり、シュルツさんが丸めて捨てたものを秘書の方が拾っておいた(だからシワシワの)下書きが展示されていたり。それぞれのキャラクターの誕生秘話なども紹介されていて、全体にピーナッツとシュルツさんに対する関係者の愛が感じられる展覧会だ。

 スヌーピーはわたしが《セサミ・ストリート》のつぎに触れた“アメリカ”だったと思う。小学生のとき、年の離れた姉が大学生協で買ってきたのがきっかけで、毎月〈月刊スヌーピー〉を買っていた時期があった。当時はとにかく“スヌーピーかわいい”がメインで、漫画の内容よりもグッズに興味があったりしたんだけど。でも、いつもはイケてないチャーリー・ブラウンが袋をかぶったら人気者になってしまったというこのシリーズ↓は、ちょっと切なくて心に残った。

Mr.Sack

 今回、スヌーピーの展覧会に行きたいと思ったのは、シュルツさん個人についての展示も豊富そうだったから。
 昔、日テレで放送していた〈知ってるつもり?!〉でシュルツさんが取りあげられたことがあって、そのとき、シュルツさんがDデイをテーマとしたスヌーピーの絵を描いていることを知った。ちょうど『プライベート・ライアン』を読んだ直後だったこともあって、番組内で紹介された絵(たぶんこの絵だったと思う)を見ていたら涙が出てきた。このときは、シュルツさん自身がDデイの上陸の現場にいたのかと勘違いしてしまったから、なおさら衝撃が大きかったんだけど、シュルツさんがヨーロッパに送られたのは1945年とのこと。だから、自分たちの前に道を切り拓いてくれた人たちへの思いを込めて、Dデイの絵は描いていたらしい。ただ、シュルツさんはかなり繊細な部分を持った人だったはずで、彼がドイツ系であることも考えると、その人があの戦争に行っていたんだと思うとやはりなんとも言えない気持ちになる。
 展覧会に上の絵は来てなかったけど、シュルツさんが戦時中に使っていたという海軍のダッフルバッグが展示されていた。大きい! わたしには引きずることも不可能ではないかというサイズ。これを実際にかついでシュルツさんは戦争に……と思うと、また胸が締めつけられた。

 シュルツさん、スポーツ万能で、アイススケート・リンクの建設に出資してアイスショーを自ら主催したりとさまざまなスポーツイベントにも関係していたそうな。その辺のことも写真入りで紹介されていた。こうして振り返ってみてもやっぱり見応えのある展覧会だった。会期は来年1月5日まで。

 そうそう、キングの『11/22/63』で話題のルートビア、シュルツさんも好きだったらしく、会場で売られていた。学生時代、先にアメリカに行った同級生が「あれは飲まないほうがいいよ! すごいまずい」と言っていたので、自販機などで目にしてもトライせずにきてしまったんだけど、やはり一度は試してみるべきか……。

のだめ

島村様 こんにちは。
ブログにもお邪魔してしまいました♪
スヌーピー展、私も終了までにぜひぜひ行ってみたい!
シュルツさんが戦争に行かれてること知りませんでした。
>「プライベート・ライアン」と聞いて TSSのサムの好きな映画だ~★と思ってしまう私はやはりロマンスキーです(汗)
島村様のお優しいお人柄がよくわかる素敵な記事ですね。
こんな私ですが、また宜しくお願い致します。
のだめ

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12:29

島村

のだめさん、こんにちは♪
スヌーピー展はロマンスオフ会の際にでもぜひ!
「プライベート・ライアン」、ブロックマンも好きな映画なんでしょうね~。わたしは冒頭シーンが映像的にキツそうだったので、映画本編は観てないんですけど。
ブログはどんな更新ペースになるかまだわかりませんが、またいらしてくださいね。

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13:07

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プロフィール

島村浩子

Author:島村浩子
東京下町在住の翻訳者。ミステリ・ロマンス・ノンフィクション・児童書など訳してます。本のほかに映画・洋楽・ミュージカルが好き。
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