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デュフィ展

(2014/7/9)
 Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されているデュフィ展に行ってきました。

 詩人であり美術批評家でもあったギヨーム・アポリネールは、デュフィを「不遇にして、偉大なる画家」と評したそうです。社会や生活の明るい側面を鮮やかな色彩と軽やかなタッチで描いたことが災いして、不当に軽んじられてしまったのだとか。大きな美術展で受賞したりはしているんですけどね。
 今回の展覧会は油彩のほかに素描、版画、テキスタイル、服飾、陶器、家具など、多種にわたる作品を展示してデュフィの本質に迫ろうというもの。

 デュフィを知ったのは何年前だろう。前に大丸(東京)で展覧会が催されたときは、時間的に余裕がない時期で行けなかったのです。日本ではそんなにたびたび個展が開かれる画家ではないと思っていたので、今回の開催を知ったときはとても嬉しかった。でも、いま調べてみたら、わたしが憶えていたデュフィ展は2006年だったらしい。もう8年も経っていたのか……。

 デュフィらしい明るい色遣いの作品ももちろんよかったけれど、今回印象的だったのは版画やテキスタイルデザイン。
デュフィ
↑こちらはその葉書。左のミミズクがギヨーム・アポリネール『動物詩集あるいはオルフェウスとそのお供たち』の挿画。右の2枚がビアンキーニ=フェリエ社(リヨンの絹織物会社)のためのテキスタイルデザイン。手前は「チャーリー・チャップリン」です。

 デュフィがデザインした布を使ったドレスも展示されていました。デュフィが服飾に関わるようになったのは1909年にファッション・デザイナーのポール・ポワレと出会ったことがきっかけだったそう。ポール・ポワレはハイ・ウェストのドレスを発表して女性をコルセットから解放したことで有名なんだとか。

 展示作品一覧を見てみると、意外と日本の美術館所蔵の作品も多かったんですけど、約半数は海外(おもにパリ国立近代美術館、パリ市立近代美術館)から運ばれてきたもの。今回に限らず、美術展に行って数々の作品を前にすると「はるばる日本まで来てくれてありがとう」という気持ちになります。輸送に携わった方々にも感謝。

 平日に行ったのですが、1時間半ほどでわりとゆっくりまわれるかなという感じでした。7月27日まで開催。

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プロフィール

島村浩子

Author:島村浩子
東京下町在住の翻訳者。ミステリ・ロマンス・ノンフィクション・児童書など訳してます。本のほかに映画・洋楽・ミュージカルが好き。
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