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オーディブル体験記(3)

 さて、今回はオーディブル体験記最終回。おもにメンバーシップについて書きたいと思います。この話題、こんなに引っぱるつもりなかったんですけど(笑)。

*クレジット(Credit)
「クレジット」というのはオーディブルのメンバーシップに入ると毎月もらえるオーディオブック交換券のようなもの。基本は14.95ドル/月の会費で1枚もらえます。ただ最初の1カ月はお試し期間という感じで無料で1枚もらえ、そのあと退会しようとしたら3カ月間7.49ドル/月でのさらなるお試しを勧められました。で、わたしは3カ月のさらなるお試し後、2カ月正会費を支払ったのち退会しようとしたのですが、そうすると「3カ月アカウントをon hold(保留)にできるよ」とまたまた引き留めに会いました。いわば休会ですね。休会中はクレジットがもらえない代わりに会費は引き落とされません。
 メンバーシップにはいっていると、①クレジットを使ってしまったあとでもほかのオーディオブックを定価の30%引きで買える、②The New York Times か The Wall Street Journal のダイジェスト版オーディオブックを平日毎日無料でダウンロードできる、という特典があります。休会中もこのふたつの特典は有効というので――体験記(1)にオーディブルのメンバーシップは2月で退会するつもりと書きましたが――結局退会は先延ばしにしました。

*お得な利用法
 オーディオブックはKindle版に比べると高めのものが多いです。前回紹介したオースターのNY3部作は3作分と考えればそんなに高くないですが、定価だと34.95ドル、会員価格でも24.46ドルです。でも、会員期間中にクレジットを使って買えば(1枚で1オーディオブックと交換できるので)14.95ドル(もしくは7.49ドル、最初の月だったら無料)で買えてしまう計算になります。ですから、高い作品が欲しい人はメンバーシップにはいったほうがお得ということになりますね。
 ただ、古典作品のなかには3ドルぐらいで買えるオーディオブックもあります。ですから、メンバーシップにははいらず、そういう安いものを探して買ってみるという利用方法もあると思います。
 あと、Kindleと同じでときどきセールがあり、エンターテインメント系の有名作品などが4.95ドルぐらいで買えたりするようです。わたしが見たときは会員限定とは書いてなかったので、ときどきこちらをのぞいて、安くなっている作品のなかに興味があるものがあったらそれを買っておくというのもいいかもしれません。

*アカウント
 わたしはキンドル・ペーパーホワイトを購入したあと、しばらくして日米のアマゾン・アカウントを統一しました。そのため、米アマゾンのサービスである(ですよね?)オーディブルを利用できるのか、アカウントはどうなるのかという点が気がかりだったのですが、メンバーシップに申しこもうとしたら、アカウント統一前に米アマゾンを利用していたときのメールアドレスなどのアカウント情報が登録画面に出てきました。そんなわけで、アカウントを統一してしまった人も問題なく利用できるはずです。

 以上、わたしが利用前に気になった点を中心にまとめてみました。もともとがローテク人間なので、すでにオーディブルをお使いの方で「ここ違ってるよ~」などという点がありましたら、お知らせいただけると嬉しいです。

 最後に、メンバーシップとは関係ないですが、オーディブルを利用するようになって感じたのは、オーディオブックも一種のTranslationだなということ。朗読されているのは原文ですが、ナレーターという著者以外の人間があいだに入ってくる点では、他言語への翻訳と同じとはまではいかなくても似たところがあるのではないかと。朗読のしかたにはナレーターの解釈がはいってきますからね(もちろん、著者がナレーターの場合は別です)。
 ただ、だったら紙もしくは電書で原文を読むのがいちばん原作そのままの味わいを楽しめるのかと言うと、日本人のわたしたちの場合は個々の語学力によって大きく違ってくると思います。いまはKindleで洋書のテキストがあっという間にダウンロードでき、人気作品ならオーディオブックも入手できるようになっていて、邦訳が出ている本もたくさんある。それぞれに長所と少しの短所があるので、海外作品に興味がある方は時と場合によって楽しみ方を選ばれるとよいのではとあらためて思いました。


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プロフィール

島村浩子

Author:島村浩子
東京下町在住の翻訳者。ミステリ・ロマンス・ノンフィクション・児童書など訳してます。本のほかに映画・洋楽・ミュージカルが好き。
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