FC2ブログ

11

05

コメント

絵本のチカラ 3.11後の私たちの生き方

10月26日に東京新聞主催の『絵本のチカラ 3.11後の私たちの生き方』に行ってきた。
聴講希望者多数で抽選となり、わたしははずれてしまったのだけど、ありがたいことに同業の先輩Mさんに聴講券を譲っていただくことができた。Mさん、ありがとうございました!

このイベントに興味を持ったのは、なんといってもパネリストのひとりが、ドイツの有名な画家・イラストレーターのミヒャエル・ゾーヴァさん(ご存じない方はほぼ日のこちら の記事をご覧になってね。ゾーヴァさんのプロフィール、作品が見られます)だったから。
ゾーヴァさんの作品はぱっと見かわいいんだけど、ところどころ不気味だったり、ちょっとグロテスクだったりする。その不思議なバランスがなんとも言えずに好き。

当日、ゾーヴァさんのお話で印象に残ったのは、風刺画と子ども向けの絵とのあいだに線引きをしていらっしゃるらしいこと。「風刺画は(かわいいものでも)子どもの本には向かない。問題解決につながらないから。放射能は目でわからないものだし、それについての賛成/反対のプロパガンダを提示する必要はなく、心を癒やすような絵がいい」というようなことをおっしゃっていた。
これに対し、『手から手へ展』の発起人でもある降矢奈々さんは「子どもの本でも、ネガティブな要素を入れていい。親子でそれについて話し合えばいいのでは」という意見で、それぞれ考え方が違っておもしろかった。

2009年に銀座松屋で展覧会が催された際、サイン会は開場後あっという間に定員に達してしまったとかで、まだゾーヴァさん人気のすごさを知らず、開場1時間後ぐらいにのこのこ出かけていったわたしは涙を呑んだ。今回はお話をうかがえた上に、サイン会では握手もしていただけて幸せだった。

ゾーヴァさんのサイン

ちょっと残念だったのは、天候のせいもあってか、わりと空席があったこと。7割くらいしか埋まってなかったんじゃないかな。試写会と同じで、こういうイベントは実際にどれだけの人が足を運んでくれるか、予想がむずかしいとは思うけど。

パネルディスカッションに参加されていたほかの作家さんのお話、同じ場所で開催されていた『手から手へ展』についてはまた別記事で書きたいと思います。
管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL

http://rhiroko.jp/tb.php/2-f82c8db8

プロフィール

島村浩子

Author:島村浩子
東京下町在住の翻訳者。ミステリ・ロマンス・ノンフィクション・児童書など訳してます。本のほかに映画・洋楽・ミュージカルが好き。
Twitter: @rhiroko
Instagram:@reepicheeph
Fedibird(マストドン):@rhiroko
Bluesky:@rhiroko
タイッツー:@rhiroko
訳書一覧はWorks 仕事をご覧ください。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード

QR

*32*

Designed by

Ad