FC2ブログ

02

20

コメント

オーディブル体験記(2)

 きょうは前回の予告どおり、聴いてみてオススメと思った作品の紹介です。

1.One and Only Ivan
 これは洋書の書評をしていらっしゃる渡辺由佳里さんのブログで知り、ぜひ読みたいと思った作品でした。内容はこちらをご覧ください。と本の紹介はいきなり他力本願(笑)。
 このオーディオブック版のよいところはなんと言っても、ナレーションの声が主人公のゴリラ、Ivanにぴったりというところ! ツイッターを見ていたら、原書のイラストがいまいちというコメントがあったので、そういう意味でもこれはオーディオブックがオススメかも。
 子供向けなので単語も文章も平易、速度もゆっくりめです。

2.The Wonderful Wizard of Oz
 児童書ではこちらもオススメ。ナレーションを担当しているのがアン・ハサウェイで、キャラクターごとの声色の変え方が楽しいです。
 大人向けの作品でも『オズの魔法使い』からの引用ってほんとによく出てきますよね。あらすじだけでなく、登場キャラクターや冒険の途中で重要な役割を果たすアイテムを知っておくと、ほかの作品を読むときにも役に立ちます。
 邦訳では完訳版として話題のこちらがありますね。

3.The New York Trilogy
 児童書では物足りないという方はポール・オースターのNY3部作なんてどうでしょう。これは、わたしが世話人をしている読書会でガラスの街 (新潮文庫)(3部作の第1作)を課題書に選んだ関係で聴いてみたのですが、オースターの英語は聴くだけなら本当に平易です。訳者の柴田元幸さんも昨年12月のイベントで「オースターの文章はリズムがすばらしいので、ぜひ原文に触れてほしい」とおっしゃっていました。
 児童書に比べるとナレーションの速度は当然ながら速くなっていますが、耳が慣れやすいように感じました。
 あ、あと、15分ほどの著者インタビューがおまけでついてくるので、お得感(笑)もあります。
 この作品を課題にしたときの読書会の模様はこちらにレポートが載っています。
 そうそう、作品によってはオースター自身の朗読によるオーディオブックも出ています。サンプルを聴いたかぎりではプロのナレーターのほうがわたしは聴きやすい気がしましたが、これは個人の好みによって変わってくると思います。

4.Lean In: Women, Work, and the Will to Lead
 ビジネス書からも1作。こちらは昨年邦訳版LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲が出た際、著者が来日して日本でもかなり話題になりましたね。
 ビジネス書というかノンフィクションのいいところは、ナレーターの読み方があまり気にならないところ。どの作品もサンプルを聴けるのですが、フィクションの場合、登場人物ごとにナレーターの演技がかなり入ってきます。主人公は問題なくても、サンプルで聴けなかった脇役の演じ方に違和感を覚えることもありました。ノンフィクションはそういう心配がないのがいい点です。
「男女平等とかリーダーシップとか興味ない」なんて方も、これは聴いてみると意外とおもしろいかもしれません。サンドバーグは失敗談も率直に語っているし、(働き方は違っても)「なんかわたしももう少し自信を持って行動してみちゃおうかな」という気持ちを刺激される方、いると思います。ビジネス書や自己啓発書って、なんとなく停滞感があったり、気分が落ちこみ気味のときにオススメです。

 Audibleのシステムなどについてはまた次回に。
 
管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL

http://rhiroko.jp/tb.php/19-25e8f5e1

プロフィール

島村浩子

Author:島村浩子
東京下町在住の翻訳者。ミステリ・ロマンス・ノンフィクション・児童書など訳してます。本のほかに映画・洋楽・ミュージカルが好き。
Twitter: @rhiroko
Instagram:@reepicheeph
Fedibird(マストドン):@rhiroko
Bluesky:@rhiroko
タイッツー:@rhiroko
訳書一覧はWorks 仕事をご覧ください。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード

QR

*32*

Designed by

Ad