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JBBY国際アンデルセン賞講座とマスクの季節

(2019/02/25)

 神保町のブックハウスカフェで開かれた「JBBY国際アンデルセン賞講座」の第3回(2月7日)と第4回(2月14日)に行ってきました。講師は編集者・翻訳家のさくまゆみこさんと元司書・翻訳家の福本友美子さん。

 国際アンデルセン賞というと、2014年に上橋菜穂子さんが、2018年に角野栄子さんが受賞され、ニュースなどで大きく取りあげられました。その際、上橋さんや角野さんに関する記事やテレビ番組は見たり、読んだりしたのですが、賞そのものについてはよく知らなかったことが、講座に参加してみようと思ったきっかけです。
 おふたりのお話はユーモアがあって、2回ともとても楽しい講座でした。福本友美子さんからは原画展で皇后陛下をご案内したときのエピソードや、お友達の絵本画家さんとセンダックの思い出話なども披露されました。
 作家賞も画家賞も1回の講座ではカバーできないとのことで、今回はこれまでの受賞者の半分の紹介にとどまり、残り半分については4月以降にあらためて場が設けられるそうです。

 さくまさんの回で、国際アンデルセン賞がどのように選ばれるかに関し、簡単にお話があったんですが、IBBY(国際児童図書評議会)のメンバーとなっている国がそれぞれ、自国の作家・画家を推薦し、それが検討された結果、受賞者が決まるのだそうです。推薦に際してはその作家・画家を紹介する、なかなか分厚い英訳資料を用意する必要があり、かなりの労力が求められるとか。あ、ここはちょっとうろ覚えで、もしかしたら英訳とは限らないのかも。ただ、ほかの国の担当者に検討してもらうには、資料を日本語以外の言語で用意する必要があるのは当然ですよね。
 国際アンデルセン賞受賞が報道された際は、上橋さんも角野さんも、海外でも有名なんだな〜、認められているんだな〜と、漠然と考えただけでしたが、JBBY(日本国際児童図書評議会)の方々の尽力があってこその選出であることを知って、選考の背景についても思いをめぐらせることの大切さを感じながら帰ってきました。IBBYのメンバー国のなかにはまだ自国の作家・画家を推薦できていない国もあるそうですが、それはきっとすぐれた作品が存在しないからではないですよね。

 ところで、当日は花粉の季節に突入していたため、会場内でもマスクをしたままだったのですが、近くの席に座っていた方がどう見てもわたしを見てにっこりと会釈されたのです。人の名前は出てこなくなったけど、顔はわりとよく覚えているわたし。「人違いですよ……」と思いつつ、もし自分のうっかりだったら失礼だし……と不安になりながら、目をそらしました。おとといは近くの大型商業施設(ってららぽですけど)で洋服屋さんに入ったら、店員さんに思いきり人違いをされて話しかけられました。わたし、マスクシーズンに人違いされたことが何度かあるんですけどね、みなさん、マスクをしている人に声をかけるときは気をつけましょう! 世の中にはよく似た顔の人が3人いるといいます。そのマスクをしている人はあなたの知っている人じゃないかもしれませんよ〜。
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プロフィール

島村浩子

Author:島村浩子
東京下町在住の翻訳者。ミステリ・ロマンス・ノンフィクション・児童書など訳してます。本のほかに映画・洋楽・ミュージカルが好き。
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