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オーディブル体験記(1)

 昨年の9月末から米AmazonのAudibleを利用してみました。Membership は今月中に退会する予定ですが、約5カ月利用してみた感想をまとめておきたいと思います。

*メリット
 オーディオブックはながら聴きをすれば、時間の有効活用ができる点がやっぱりいちばん嬉しいですね。ただ、集中していないと内容が追えないわたしは料理をしながらは無理でした。いちばん合ってると思うのはウォーキングをしながら聴くこと。特に最初はイヤホンを使ったほうが英語が聞き取りやすく感じたということもその理由のひとつ。年末に大掃除をしながらも聴いてみましたが、単純作業なら家事も大丈夫そうです。
 あと、目が疲れてるときにもいいですね。

*原書ビギナーにオススメかも
 最初はどれだけ聴きとれるか自信がなかったので、児童書やすでに内容を知っている作品を買ってみました。そこで感じたんですが、ふだん翻訳書を読んでいて「原文にも触れてみたいなあ」と思っている方には、紙の原書やKindle版よりもオーディオブックが向いているかもしれません。原書を読みなれていないと、知らない単語が出てきたときに意味も発音もわからなくて立ち止まってしまう場合があるかと思うんですが、オーディオブックはどんどん進んでいってくれますからね。聴きとれるところが部分的でも、すでに翻訳を読んでいる作品なら雰囲気や英語のリズム感は味わえると思います――と、いちおう翻訳を生業にしている人間として、翻訳書との合わせ技を勧めてみたり(笑)。
 オーディオブックなら、知らない単語をテキトー読みして間違った発音を覚えてしまう(わたしだ!)なんて心配もありません。

*翻訳者として便利だと思った点
 固有名詞の発音や訛った話し方がどうなるのか実際に確認できるのは、翻訳者としては便利だと思いました。
 ほかにも、ゲラが返ってくる前にその作品を聴き返しておくとか、仕事で訳す(訳した)本のオーディオブックが出ている場合は何かと利用方法がありそう。
 そうそう、先日銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)を読んだんですが、奇想天外SFの大傑作と言われるだけあって、おかしな固有名詞がいっぱい出てきて「これの発音(表記)はどうやって決めたのかな~」なんて思いながら読み進んでいました。そしたら、訳者あとがきに表記は著者の朗読によるCDの発音に合わせたと書いてありました。造語なんて、ますます悩んじゃいますものね。『銀河ヒッチハック・ガイド』の訳者あとがきは本篇に劣らずユーモアがあって、「なるほど~」という情報も盛りこまれていて、とてもおもしろかったです。

gingahitchhiker.jpg

 続きはまた今度。次回は聴いてみてオススメと思った作品などについて書きたいと思っています。
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プロフィール

島村浩子

Author:島村浩子
東京下町在住の翻訳者。ミステリ・ロマンス・ノンフィクション・児童書など訳してます。本のほかに映画・洋楽・ミュージカルが好き。
Twitter: @rhiroko
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Fedibird(マストドン):@rhiroko
Bluesky:@rhiroko
タイッツー:@rhiroko
訳書一覧はWorks 仕事をご覧ください。

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