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食いあげる

(2018/01/05)

 あけましておめでとうございます。本年ものんびりペースの更新になるかと思いますが、ときどきのぞいていただければ嬉しいです。
 
 さて、みなさんはお正月にお雑煮をめしあがりましたか? わたしは子供のころからお餅が好きなので、実家を離れてからも三が日はお雑煮を食べています。子供のころ「お雑煮のお餅は食いあがらなければいけない。数を減らしてはいけないんだ」と教えられ、三が日のあいだはずっと、前の日よりもお餅の数を減らさないように気をつけてきました。ところが、ここでひとつ記憶違いが! 前の日と同じ数もオーケイだと思っていたんですけど、この「食いあげる」という風習は毎日一個ずつ増やしていくことだったんですね……。つまり、1/2/2などではなく1/2/3や2/3/4でなければあかんという。うーん、来年から三日目はお餅を小さく切って数を調節する攻撃だな(苦笑)。
 
 昨年やりたいと思っていたこと13個のうち達成できたのは6個でした。今年も元日に13個、やりたいことを考えました。ほとんどが小さなことなんですけど、今年のひとつが「『風と木の詩』を再読&最終巻まで読む」なんですね。わたしはシリーズが完結する前にコミックをあまり読まなくなってしまったため、ずっと気になりながらもあの作品の結末を知らないまま今日に至っているのです。で、そんな新年の計画っぽいことを考えていたら、同業者のNさんが『少年の名はジルベール』についてツイートしていらしたので、それをきっかけにまずこちらを読みはじめ、わたしも今年の初読了書は『少年の名は〜』とあいなりました。



 ぐいぐい読まされました。わたしは特に1972年のヨーロッパ旅行の部分と、竹宮さんがスランプから脱出していくくだりが印象に残りました。いやー、最初は1972年に45日間のヨーロッパ旅行って贅沢だなと思いましたけど、船(!)と鉄道の旅ですものね。そりゃ45日かかるし、それを70年代にほぼガイドなしでやってのけた竹宮さんの実行力ってすごい。観光地でふつうの人が目に留めないようなところが気になるというエピソードは、翻訳者も「あるある」かもしれません。

 竹宮さんがいま大学という場に身を置かれていることとも関係しているのでしょうか。人生の後輩に対するやさしさが伝わってくる本でした。こちらのインタビュー記事にあるとおり、マンガ家を目指している人や竹宮さんのコアなファンではなくても、すべての働く人にとって、重なる部分が見つかると思います。読んでよかった。



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プロフィール

島村浩子

Author:島村浩子
東京下町在住の翻訳者。ミステリ・ロマンス・ノンフィクション・児童書など訳してます。本のほかに映画・洋楽・ミュージカルが好き。
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