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『薔薇のウェディング』が2015年上半期大賞&ベスト作品に

先日、拙訳の『薔薇のウェディング』がロマンス小説レビューサイト〈勝手にロマンス〉さんの2015年上半期大賞作品に選ばれました。これに先立っては翻訳ロマンス読書会のツイッター企画で2015年上半期ベスト作品の投票で1位を獲得。どちらもシリーズファンのみなさんの本作に対する愛情をひしひしと感じる結果でした。著者ブロックマンの強い思いのこもった作品はやっぱり強かった。本作の著者あとがきは読んだときも訳したときも校正のときも、胸が(そして目頭も)熱くなりました。

 7月の終わりには本作がその一部であるトラブルシューターズ・シリーズのコアなファンの集い、〈TSSサミット〉(!)なるものが開かれ、シリーズ訳者の阿尾正子さんとともに参加してきました。当日の詳しい様子は主催者さんと参加者さんがこちらこちらのブログ記事にまとめていらっしゃいますが、参加者さん全員が原書読みでもあり、人数も全員で6人というヒジョーに濃い会でした(笑)。
 このとき参加者さんたちを見ていて感じたんですが、コアな読者さん同士は倍速で話が通じる快感とかありそうですね。訳者でありながら、わたしは「サミット」という言葉に及び腰になっていたんですけど、この会の場合、参加者を限定したのは賢明だったのだろうなあと思いました。
 コアな読者さんはシリーズを未邦訳分まで原書で読んでいたり、オーディオブックをくり返し聴いていらしたりと、もう本当に読みこみ方が深く、背景知識も豊富。それでいてわたしのようにへなちょこな訳者にも大人で寛大な態度で接してくださるのがありがたく、楽しい時間を過ごしてきました。

 ロマンスにしてもミステリにしても、オフ会や読書会に参加して自分の無知ぶりをさらしてくるのはいかがなものかという気がするときもあるのですが、最近はわたしの仕事は翻訳なのだからと割りきる(というか開きなおる?・苦笑)ことにしています。実際に拙訳を読んでくださっている読者の方々にお目にかかると、「そういう読み方をされているんだ!」という驚きや発見があったりしますし。「お客さまの顔が見えるようになった」部分もあります。オフ会や読書会に参加されるような方が読者さん全体を反映しているわけではないとは思うのですが。

 こういう会に参加して感じたことを、今後なんらかの形で仕事に生かしていければ。

*『薔薇のウェディング』に関しては当ブログでも何度か記事にしています。こちらとかこちらとか。よろしければご覧ください。



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プロフィール

島村浩子

Author:島村浩子
東京下町在住の翻訳者。ミステリ・ロマンス・ノンフィクション・児童書など訳してます。本のほかに映画・洋楽・ミュージカルが好き。
Twitter: @rhiroko
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Fedibird(マストドン):@rhiroko
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訳書一覧はWorks 仕事をご覧ください。

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