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“まんじょうめ”と読んでいました……

(2021/2/21)

 万城目学『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』(角川文庫)を読みました。いやはや、これを読むまでずっと“万城目学”を“まんじょうめまなぶ”だと思っていました……だって“まんじょうめ”で検索してもヒットするんだもん——なんてことはさておき、『かのこちゃん〜』です。もうわたしの好みどストライクの物語でした。
 かのこちゃんは小学一年生の女の子。マドレーヌ夫人は赤トラのメス猫で、玄三郎という柴犬の夫がいます。猫の集会場面の個性豊かな猫たちの描写、猫と犬の種の境界を越えた思いやり・愛情、ユーモア、全篇を通して底に流れる切なさと別れの予感。万城目学は個人的には大いにありがちな「え、いままで読んだことなかったの?」な作家さんで、いま『鹿男あをによし』を読んでいますが、こちらも好きな感じ。





 『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』がとてもよかったので、Twitterで検索してみたら、著者万城目さんのツイートがありました。娘さんにかのこという名前をつけた読者さんがいたりと、この作品は万城目作品のなかでも隠れた人気者らしいです。主人公のかのこちゃん、ユニークでほんとかわいいから、娘さんの名前をかのこにする気持ちわかります^^ いい子に育ちそう!

 種の境界を越えた愛情の例として、つい数日前にこんなツイートを見つけました。こちらは親子のような関係から始まった物語らしいです。ちょっと泣いてしまった。猫とカラスでこんな関係になることもあるんだなあと驚きました。


↑猫とカラスの物語ドキュメンタリー動画 字幕つき

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 『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』を読んでいるあいだにマドレーヌが食べたくなり、マドレーヌはすぐに入手できたのでおいしくいただいたんですが、いまは栗鹿の子が食べたくなってます。なぜか一緒に黄身時雨も思いだしたので、今度和菓子屋さんに行ったらさがしてみよう。

そういえば万城目さんの『城崎裁判』が期間限定でネットでも購入できるとか。ふだんは城崎温泉現地でしか買えないものとのことです。

プロフィール

島村浩子

Author:島村浩子
東京下町在住の翻訳者。ミステリ・ロマンス・ノンフィクション・児童書など訳してます。本のほかに映画・洋楽・ミュージカルが好き。
Twitter: @rhiroko
Instagram:@reepicheeph
Fedibird(マストドン):@rhiroko
Bluesky:@rhiroko
タイッツー:@rhiroko
訳書一覧はWorks 仕事をご覧ください。

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