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〈頑固じいさん孫三人〉さようならウィルフォード・ブリムリー

(2020/12/29)

 少し前、あるおじいちゃんキャラのイメージをふくらませたいなと考えていたとき、80年代にNHKで放送されていた〈頑固じいさん孫三人〉というドラマを思いだしました。例によって詳しいことは忘却のかなた……なんですが、毎週楽しく見ていたことははっきり覚えています。当時の同級生2人と「あのドラマ、おもしろいよね!」と話したことも。うち1人がタイトルを『頑固じいさん三人』と言いまちがえ、もう1人が「頑固じいさんが三人も集まったら、話がぜんぜん進まないでしょ!」と言ったので笑ったなんてことまで。どうして、こういうどうでもいいようなことは記憶に残っているのか(苦笑)。



 このドラマについてググっていたら、残念なことに、頑固じいさんことガス・ウィザースプーンを演じていたウィルフォード・ブリムリーが、今年8月に亡くなっていたことがわかりました。御年85歳。え、ちょっと待って、ってことはガス役を演じていたときはまだ50代だったのか!と驚いたところ、その後検索を続けているうちに自分のトホホなTweetを発見。何度も驚くなよ、自分。どうせならこういうことを覚えていなさい、と言いたくなりました。Tweetまでしてたんだから。ま、そういう年齢だからしかたないか……。

 このドラマ、NHKで再放送してくれないですかねえ。第2シーズンはわたし、全部は観られなかったんです、たしか。2000年代にCSで放送されていたみたいなんだけど……。
 その後、ビバヒルに出演し、お騒がせ女優っぽくなってしまったシャナン・ドハーティーや〈ドクタークイン 大西部の女医物語〉にも出演したチャド・アレンのういういしい演技も観られます。
 このドラマの何が、わたしはそんなに好きだったんだろうと振り返ってみると、「明るくてフェア」なアメリカが、個性あふれる登場人物たちによって体現されているように感じて、それが観ていて気持ちよかったんじゃないかなと思います。当時はもう大学生で、たとえばリンカーンやルーズヴェルトだって、児童向けに語られるような正義の塊みたいな人たちではなかったということも知っていました。それでも、子どものころ『若草物語』などで親しんだ、アメリカ人の倫理観やらユーモアやらが、現代に場所を移して描かれていると安心したというか。個々のエピソードを覚えていないのでなんですが(汗)、心温まる、よくできたホームドラマだったと思います。

 ウィルフォード・ブリムリーはほかに〈コクーン〉と〈ホテル・ニューハンプシャー〉に出ていたのを覚えていたけれど、〈ナチュラル〉や〈ザ・ファーム〉にも出演していたんでしたっけね。あああ、見直してチェックしたい。
 ウィルフォードさん、どうぞ安らかにお眠りください。あなたをイメージしたら、おじいちゃんのせりふがとても訳しやすくなりました。

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 さて、ことしも残すところ、今日を入れて3日となりました。新型コロナの感染拡大により、ことしはいつもと大きくちがう年末年始ですが、みなさま、どうぞお体にお気をつけてお過ごしください。新規感染者数が一日も早く減少し、医療関係者の方々の負担が少しでも軽くなるよう、わたしもできることを続けていきます。

プロフィール

島村浩子

Author:島村浩子
東京下町在住の翻訳者。ミステリ・ロマンス・ノンフィクション・児童書など訳してます。本のほかに映画・洋楽・ミュージカルが好き。
Twitter: @rhiroko
Instagram:@reepicheeph
Fedibird(マストドン):@rhiroko
Bluesky:@rhiroko
タイッツー:@rhiroko
訳書一覧はWorks 仕事をご覧ください。

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