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花組東京公演『CASANOVA』というか仙名彩世サヨナラショー(ライビュ)と『Kinky Boots』

(2019/05/15)

 10日間の連休となったGWが終わって約一週間。みなさんはスムースに通常営業に戻られましたでしょうか。わたしは仕事柄GWはあまり関係なかったのですが、期間中宝塚花組東京公演『CASANOVA』の千秋楽ライビュと『Kinky Boots』を観てきたので、きょうはそのお話を少し。

『CASANOVA』は相変わらずの熾烈なチケット争奪戦のなか、劇場でなんとか一度観られたのですが、千秋楽はトップ娘役、仙名彩世さんのサヨナラショーがあるのでライビュに行ってきました。仙名さん、最後の挨拶まで笑顔を絶やさず、感動しました。サヨナラショーの途中で目に涙が光っている場面があったようですが、最後に花組生が舞台に勢ぞろいしたときはトップ男役の明日海さんやベテランスターの瀨戸さんのほうが感極まって見えるほど、仙名さんは明るく落ち着いていました。わたしが仙名さんを知ったのは、北翔海莉さんが専科時代に主演した『風の次郎吉』。歌はうまいし、ダンスはものすごくキレがある。(成績はずっと首席だったようなのに)新人公演でどうして一度も主役に選ばれなかったのかが謎です。ゆるいファンながら、ライビュ中には「本当にトップ娘役になれてよかったね……」と何度も涙してしまいました。
 宝塚を観にいくようになっていつのまにか10年近くがたちつつあるものの、ずっとゆるいファンなので人事についてはよくわからない部分があったり、過去の例も知らなかったりするままです。ただ入団10年目という遅さでトップ娘役になった仙名さんがあれだけ舞台で輝き、ファンに愛され、惜しまれて卒業を迎えたという事実が、いろんな前例のひとつとして、今後実力はありながらもタイミングに恵まれていなかった娘役さんがチャンスをつかめるようになる助けとなっていくといいなと思います。




『Kinky Boots』のほうはカンパニー全体が本当にすばらしかったです。やはり目立つのはローラ役の三浦春馬(なんとなく呼び捨て)だけど、小池徹平くん(どうしても“くん”をつけたくなってしまう)は歌声に伸びがあって、聴いていてすごく気持ちがよかった。それに出番のそれほど多くないハリー役シ・ジョンテさん、ニコラ役玉置成美さんも歌がうまくて強い印象を残します。これを書きながら、配役のコンビネーションのよさとか『ラ・カージュ・オ・フォール』に似ているところが多いかもと思いました。また再演……されるかな? 再演されたら、未見の方はぜひ劇場に足を運ぶことをおすすめします! 作品に込められたメッセージもシンプルだけどとてもいいし、ミュージカルをあまり観たことない人にも入っていきやすい作品だと思います。再演すればするほど、評価があがって(いや、もう充分いいんですが)チケットが取りにくくなるかもですが。熱烈なリピーターがつくのも納得の舞台。来日版も観ましたが、日本版はオリジナルに近づけながらも、不思議な独特さ、自然さを感じさせる作品になっていました。とにかく満足!

プロフィール

島村浩子

Author:島村浩子
東京下町在住の翻訳者。ミステリ・ロマンス・ノンフィクション・児童書など訳してます。本のほかに映画・洋楽・ミュージカルが好き。
Twitter: @rhiroko
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Fedibird(マストドン):@rhiroko
Bluesky:@rhiroko
タイッツー:@rhiroko
訳書一覧はWorks 仕事をご覧ください。

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