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「ロナウドかロナルドか」問題

(2018/07/18)

 サッカーW杯ロシア大会、すでに終わってしまいましたが、そしてポルトガルは早くに敗退してしまいましたが、今大会が始まったころ、一般紙のウェブサイトで「(クリスティアノ・)ロナルド」という表記を見かけるようになって、気になっていました。それまで、わたしはテレビなどを通して「ロナウド」という呼び方に慣れていたからです。
 固有名詞のカタカナ表記というのは翻訳者がたびたび苦労させられる部分。「ロナウドかロナルドか」問題について検索してみると、すぐこの点についてすっきりと解説してある毎日新聞校閲グループの記事が見つかりました。

 一般紙は「現地の発音」を優先し、スポーツ紙は「読者が親しんでいる表記」を優先したようですね。この毎日新聞校閲グループの記事にあるとおり、「現地の発音に近づける、読者が親しんでいる表記にする、同じ発音は同じカタカナで表す。常に全てを満たすことは不可能」なんですよね。まさしくあちら立てれば、こちらが立たず……。現地の発音(実際の発音)と異なる表記が日本ですでに親しまれていれば、実際の発音を知っている人と知らない人両方に違和感を抱かせない表記というのはかなりむずかしくなります。
 
 固有名詞のカタカナ表記と並んで、翻訳書の読者のみなさんが疑問に感じたり、不思議に思ったりする点のひとつが訳注のつけ方(ありなし)ではないでしょうか。今年とある場所で訳注に関係する質問を受け、ちょうどそのときに例としてあがった薬品名が9月に刊行される本に出てきたので、どのような訳文にしたか、どうしてそうしたかなど、刊行後にでも記事にできればと思っています。


プロフィール

島村浩子

Author:島村浩子
東京下町在住の翻訳者。ミステリ・ロマンス・ノンフィクション・児童書など訳してます。本のほかに映画・洋楽・ミュージカルが好き。
Twitter: @rhiroko
Instagram:@reepicheeph
Fedibird(マストドン):@rhiroko
Bluesky:@rhiroko
タイッツー:@rhiroko
訳書一覧はWorks 仕事をご覧ください。

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