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対局時計

(2016/04/23)

 対局時計なるものをご存じでしょうか? チェスのゲームをするとき、プレイヤーの持ち時間を管理するために使うものです。囲碁や将棋の対局の(観戦)経験がある人は「あ、あれね」という感じなのかしら。
 昨年の夏ごろから通いはじめたチェス教室で、先月、上のクラスとの合同レッスンがあり、3局戦ってまいりました。チェックメイトまでいかなかった場合は、ひとり10分の持ち時間がなくなったところで先生が勝ち負けを判定するという方式。
 1回でも勝てた人には先生から賞品が! ということで、わたしは↓のストラップをいただいてきました。
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(チェスの駒がモチーフ)

 チェスのゲームはですね、慣れないと大忙しです! 打つ手を考え、駒を動かし、対局時計のボタンを押し、なおかつ棋譜もつけなければならないんですから。でも、棋譜をつけながらというのは初心者にはむずかしいだろうとのことで、先月の対局では免除。それでもわたしは対局時計を押し忘れて(そうすると持ち時間がどんどん減ってしまう)、慌てること一度ならず……。

 対局時計は購入してませんが——まあ、ふつう買わないですよね(笑)——チェスのセットは高くないのを通販で買いました。
 スマホで無料のチェスアプリもダウンロードしたんですが、いまのわたしはまだゲームを楽しむところまでいってません。このあいだの対局もそうでしたけど、全部の駒を使ったゲームはなんというか「戦場が広すぎる!」という感じなんですよねー。
 駒を全部取られたほうが勝ちという「取られチェス」という遊びがあって、それはルールが単純で早く決着がつく(なおかつ駒の利きすじを覚えるのに役立つ)ので、初心者同士でも盛りあがって楽しいです。ただ、こちらも脳力は使うので、とにかくチェスのレッスン後はなかなか疲れます。

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↑毎回出る宿題。「白先、1手メイト」というのは、この局面で白の駒をひとつ動かしただけでチェックメイトに持ちこむにはどうするかという問題。

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↑レッスンでほぼ毎回やる定番問題。黒はキングだけ、こちら(白)はキング、ルーク2個、クイーンがいるので圧倒的に有利なんですが、下手をするとキングに逃げまくられ、なかなかチェックメイトに持ちこめず、焦ります。写ってるのが通販で買ったチェスセット。木製のにしてみました。


↑チェスマンガ『盤上のポラリス』。チェス版『3月のライオン』みたいになるのかな?と思ったら、1年で連載終了してしまったそうな……。連載終了を知って、昨年観た映画『バクマン。』を思いだしたり。


↑このあいだ『ぼくには数字が風景に見える』(ダニエル・タメット著・古屋美登里訳・講談社文庫)を読んでいたら、タメットさんが一時期チェスに熱中したエピソードが出てきました。



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人称名詞

(2016/04/13)

友人「東京の男は自分のことを“ぼく”とか言うから好かん」
私 「じゃ、なんて言えばいいの? おれ?」
友人「ううん、わし」
私 「え、わし???」

 学生時代、或る県出身の同級生と↑のような会話を交わしたことがありました。まあね、「わし」が標準という人からすれば「ぼく」は違和感ありまくりだったろうなあ。

 翻訳をしていると人称名詞をどうするかは、ときに頭を悩ませるところです。いっぽう、読者の方は「え、この人に“ぼく”とか言わせちゃうの?」と疑問に感じた経験があるかもしれません。

 以前——確かめたらもう10年ほど前だった(汗)——翻訳者が集まる読書会で、一人称ではなく、二人称の訳し方が話題になったことがありました。課題書に凶悪な男ふたりが登場し、そのいっぽうが仲間を「あんた」と呼ぶんです。参加者のひとりが「ここ、“あんた”を使うのかと(意外に)思った」と言うと、(大人数の会ではなかったんですけど)ほぼ全員が同感の意を表しました。「でも、読みすすむと、やっぱり“あんた”なんだよねえ。“おまえ”じゃなく」最初に指摘した人がそう言うと、ふたたびほぼ全員がうなずいたように記憶しています。
 その読書会に参加していた人のなかに、たまたま直後に課題書の訳者さんに会った人がいて、「二人称の訳し方が読書会で話題になったんです」とお話したら、大ベテランのその訳者さんは「これだから同業者の読者はいやなのよ〜」と笑っていらしたとか。

 最近はLGBTをめぐる問題と関連して、he/she の代わりに単数のthey を使うという動きがありますが、これも使われ方によっては訳すときに考える時間が長くなりそうだなと思っています。去年読んだ本の訳者あとがきで、その点に触れていらっしゃる方がいらしたので。

 能町みね子さんの『おカマだけどOLやってます。完全版』には、まだ男性として会社に勤務していたころ、同期の女子に「アンタって、僕とか俺とか、自称を言わないよね」と指摘されたエピソードが載っていました。翻訳でも人称名詞をなるべく省いていくのはひとつの手。でも、どうしても必要になってくる箇所もあるんですよねー。






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第一回『堺三保 ハリウッド流映画脚本講座 シナリオの構造とは?』

(2016/04/05)

 このあいだ3月になったと思ったらあっという間に4月……ということで、先月になってしまいましたが、本日は第一回『堺三保 ハリウッド流映画脚本講座 シナリオの構造とは?』に行ってきたお話を。

 こちらの講座は、わたしが世話人をしている読書会の参加者さんがリツイートしていらっしゃって、「おもしろそう!」と思ったのが参加のきっかけでした。実際とってもおもしろかったです。
 三幕構成や今回の講義内容については上のリンクにまとまっているのでそちらをご覧になってください。
 2時間半のうち、50分が概論、50分が各論(今回取りあげられた作品は〈スター・ウォーズ エピソード4〉)、30分がQ&Aであいだに休憩が約10分ずつ。
 プロのシナリオライターの方が何人もいらしていたみたいです。
 わたしはもちろん興味本位で行ったわけですが、堺さんの説明は——本の解説と同じく——とてもわかりやすくて、「なんかひさしぶりに勉強した〜」という充実感とともに帰ってきました。映画をおもしろくするための要素(例:主人公の内的障害と外的障害)やサイドストーリーの入れ方についての解説を聞いていると、いままでただぼんやり楽しんでいた映画のポイントが整理されていって気持ちよかったです。これから映画を見るのがさらに楽しくなりそう。
 実際、堺さんの講義のあと映画を見ていると、「あ、二幕はさっきのところまでかな」なんて気がついたりしておもしろいです。あってるかどうかはわかりませんけどね(笑)。

 今回の講義は5回シリーズとのこと。第3回まで受けつけが始まっていますが、第2回は満席で、第3回がわずかながらまだ席があるようです。
 わたしは第2回、第3回は行けないのだけど、第4回は行けたらなあと思っています。満席になる前に申しこめればですけどね。きょう会った同業者さんに話をしたら、その方も行きたいとおっしゃっていました。

プロフィール

島村浩子

Author:島村浩子
東京下町在住の翻訳者。ミステリ・ロマンス・ノンフィクション・児童書など訳してます。本のほかに映画・洋楽・ミュージカルが好き。
Twitter: @rhiroko
Instagram:@reepicheeph
Fedibird(マストドン):@rhiroko
Bluesky:@rhiroko
タイッツー:@rhiroko
訳書一覧はWorks 仕事をご覧ください。

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